金管楽器指導の基本
こんにちは!rinaです!
吹奏楽は楽器の種類が多く、指導するとなると
膨大な知識が必要ですよね!
でも授業の準備もあるし、
部活にそんなに時間をかけていられない!
何から勉強していいのか分からない!
という方に向けて!
今回は
金管楽器の指導での基本
をお伝えします!
トランペット
ホルン
チューバ
ですね!!
どの金管楽器も、音を出す仕組みは同じです!
それはマウスピースです!
音大でトランペット専攻だった先輩は、
マウスピースだけで曲を吹いていました。
技術のある人は、マウスピースで幅広い音域の音を出すことができます。
マウスピースで音程を広く吹き分けることができるのです!
実際に私が指導してきた教え子は、
マウスピースで差が大きく開いていました。
チューニングにせよ、
基礎練習にせよ、
曲にせよ、
上手く吹けない子たちにマウスピースだけで吹かせると、
なんとビックリ!
全員がマウスピースだけで吹くことが不可能だったのです!
出だしの音を外したり、
音程が定まらなかったり、
スラーや跳躍がなめらかにできなかったり。
そんな問題を抱えた生徒には、
マウスピースだけで吹かせてみてください。
✔力任せに吹いていないか
✔アンブシュア(口の形)がおかしくないか
✔マウスピースの角度はおかしくないか
などをチェックしながら、
出来るまでキーボードで音を取ってあげてください。
マウスピースで出来るようになれば、
楽器を付けても出来るようになっています!
楽器を家で吹けなかったり、自分の楽器を持っていない
という生徒も多いと思います。
金管楽器の子たちに
マウスピースだけで練習ができるアドバンテージを有効活用させると
より短期間で上達してくれると思います!
木管楽器には真似できない練習方法です。
ぜひマウスピース練習を取り入れてみてください!
効率的な譜読みのやり方
こんにちは!rinaです!
吹奏楽部だからと言って、
✔ピアノが弾ける
✔楽譜が読める
という生徒が全員ではないですよね?
私もピアノは未だに弾けませんし、
楽譜もスラスラ読める訳ではありません。
それに、高音木管の子たちは連符がたくさんあるため
譜読みに時間がかかると思います。
今回は
誰でも確実に譜読みができるようになる方法
をお伝えします!
やり方は本当に簡単です!!!
八分音符=80
の速さで吹いていくだけ
たったこれだけなんです!
この時に、
最初はすべてフォルテ4つの
テヌートで演奏すること
を心掛けるようにしてください!
つまり、羊羹のように強弱をつけることなく真っすぐということです!
こんな感じで!(笑)
これを『ベタ吹』とこれから呼んでいきます。
♪=80で完璧にベタ吹きができるようになったら、
次は♪=100に速さを上げます。
さらに120、144、160と上げていきます。
そして♪=160が完成したら、
四分音符=80に変更し、
また速度を上げていく作業に入ります。
四分音符に変更したときからベタ吹きではなく
にします。
つまり、強弱や音楽記号に忠実に演奏するということです!
楽譜に書いてあるテンポまで少しずつ上げていけば
譜読み完了となります!!
一見手間がかかってめんどくさそうですが、
ゆっくり丁寧にベタ吹きをすることで
楽譜がパッと読めない子は早く成長をしてくれます!
突然インテンポで練習すると、
✔いつまで経ってもリズムが分からない
✔連符が吹けない
✔楽譜に音階を書かないといけない
などという問題が起こってしまいます!
ベタ吹きは全国の強豪校が行っているやり方です。
地区大会銀賞の吹奏楽部に赴任したその年の夏、
朝日吹奏楽コンクールで
全国大会金賞を受賞
させた伝説の先生も行っている譜読み方法です。
その伝説の先生はなんと!
♪=60から始めます!!
ベタ吹きは基礎の一環であると考えているそうなので、
♪=60でベタ吹き合奏をするときから音色や音程に気を使っていました。
譜読みを効率よく行うことができるので、ぜひやってみてください!
基礎練習の大切さ
自分のかわいい教え子に金賞をとる喜びを教えたい
でも何から手を付けていいのか分からない
✔ステージに乗るためになんとか曲を形にすることで精一杯
✔コンクールで金賞をとるのなんて夢のまた夢
吹奏楽なんて詳しくないけど、やる気はある!
私も初めはそうでした。
今回は吹奏楽部の指導者として、顧問として、
演奏面の指導で最も大事なこと
をお伝えします!
それは、基礎を怠らず、根気よく基礎練習をすることです。
曲を仕上げることに気を取られがちですが、
どの曲も基礎を応用したものが組み合わさってできています。
基礎練習は同じことの繰り返しだし、
長いし、疲れるし、、、
だったら曲の練習したほうがいい!
と考える生徒たちはたくさんいます。
たしかに、曲に時間をかければ完成度は上がります。
でも、基礎を怠ると上達に限界があります。
たくさんの曲を抱えていても、
プロの方は基礎を必ず行います。
全国で金賞を当たり前のように毎年とる強豪校は、
1日の練習時間のうち半分も各パートや合奏で基礎練習を行う日もあります。
そんなに長く基礎練習してると集中力が切れそう!
生徒たちは絶対に嫌がる!
時間がもったいない!
と思う方も多いと思います。
そこで、基礎練習の代表的なメリットをご紹介します!
✔パートで音色や音程がそろってくる
✔芯のある美しい音が当たり前に出せるようになる
✔息の使い方やお腹の使い方が分かるようになる
などがあります。
特に一番最初にあげたメリットは、
時間をかけないと習得できません。
音色や音程はコンクールにおいて
重要な審査ポイントの一つなので、
基礎ができているかできていないかは一目瞭然です。
コンクールで審査員をする先生方は、曲の冒頭を聴くだけで
基礎ができているかどうかが分かってしまいます。
音色や音程が合っているだけで
審査員の先生方はいい印象をもってくれます。
そう、私たちが弱小で結果が残せない原因は
基礎練習をないがしろにしていること
だったのです。
金賞への第一歩は基礎練習!!!
確実に金賞へ近づくために、まずは基礎練習の時間をいつもより長くとってみてください!